日記

この街はぼくのもの

11月1週目

11月は霜月、と言われているけれどめちゃくちゃかっこいいのに存在感が薄い気がする。可哀想である。

 

10/29

夕方から野球をした。とはいえ私は根っからの運動音痴で試合に参加する気は更々なかった。本当に体力が露ほどもないくせに声量だけは馬鹿でかいので2時間ずっと野次に徹していた。自分のチームが勝った。気持ちよかった。点数を書くのに久しぶりにチョークを触った。チョーク、好きじゃない。触った感じも、書いている時の感覚も全然好きじゃない。文房具で言うと、ジェットストリームが一番好き。シャーペンは0.3mm、字は綺麗な方なのに、何故かいつもチョークで書く時は汚かった。終わったら真っ直ぐに帰宅。久しぶりに日高屋のチゲ味噌ラーメンを食べた。一時期ハマりにハマって毎日食べていたのだけど、ある日急に飽きてそれ以来初めて食べた。美味しかった。ありがとう日高屋。どこにでもあって助かる。あと、あれ、野球のナイターって好き。夜のグラウンドっていい。

 

10/30

仕事で横浜に行った。みなとみらいの近くでタワマン街だった。あっちを見てもこっちを見てもタワマンが聳え立っている。はやくタワマンに住みたい。高ければ高いほどいい。結構なトラブルに見舞われて疲れた。夜になると調子が戻ってきて東京に帰ってきたおかげもあってか心が柔らかくなっていた。今なら人に親切にできる、そんな気分になった。目の前にいる人が泣いていた。何かを見て感動することが久しくなかったため、共感してあげられなかった。最近あんまり上手に眠ることが出来ていないので困っている。睡眠と精神の安寧はあまりにも強く結び付いている。

 

10/31

ハロウィン。のことをすっかり失念していて14:30からネイルの予約を入れてしまっていた。半泣きになりながら渋谷に向かったがまだ昼だったためイカれた人間は少なくごく普通の渋谷だった気がする。撮影の前準備で服を見に行った。人生をそれなりに楽しんできた人と一緒にいるのは息が詰まる。私より可哀想な目にあっていて最悪な人生を送っていて正しく嘆いている人間といる方が楽なのかもしれない。遅いけれど、誕生日プレゼントということでかなり可愛いジャンパースカートを買って頂いた。勿論撮影のためである。終わってから代々木でご飯を食べた。代々木でご飯を食べるのは母親の従兄弟に呼び出された時以来である。圧倒的強者。権力。欲しいものは何でも手に入るうちの家系の正統後継者。代々木には何もない。お酒を何杯飲んでも酔えなかった。次の日がバイトだったので。割と楽しかったけど楽しかったせいで帰り道が最悪だった。何枚か写真を撮ったりした。今年はあんまりハロウィンを感じなかった。呆気なく10月が終わった。

 

11/1

バイト。涙が出そうなほど嫌だった。が、まあなんとかなった気がする。中学1年生がいるのは有難い。一番慣れているので。終業後は上司二人と焼肉を食べた。来年度の人事に関しての話で花が咲いた。胸がモヤモヤした。こんなことになるはずじゃなかったのにな、という気持ちがすごい。悲しい。飽き飽きしてきた。

 

11/2

バイト、とはいえ何となく体調が悪かったため早めに切り上げて夜からの撮影の準備をした。緊張していたが、まあなんとかなった。本物のスタジオに置いてあるようなどデカい照明器具がワンルームにおさまっており、いい感じではあった。頼んでいた荷物が届かなかったため、進行が大幅に変更され、時間つぶしを余儀なくされたので四文屋にいった。梅割とかいう激ヤバな飲み物を飲んで、スポーツみたいに綺麗に吐いた。4年ほど面倒を見てもらっていて寝顔もすっぴんも発狂して大暴れてしているところもラリっているところも全部見られている人間だったので特に問題はなかった。飲んでた酒がよかったのか吐いたあとはかなりスッキリした。色んな話をしたが覚えていない。明日の打ち合わせをして、何枚か写真を撮り、ぬるっと撮影が始まった。

 

11/3

仮眠を取って撮影再開。概ね順調。顔が可愛ければ最高だったと思う。とはいえこれが売り出される頃、私はもう生きてないんじゃないかな、って気持ちが大きすぎた。明るすぎる希死念慮だけが常に頭の中を横たわっていた。

 

11/4

バイト。ちゃんとやった。久しぶりに上司に会ったらマットネイルを褒められた。どれだけの女性経験があればそんなことを言えるのだろう、素直に不思議に思った。ドーナツを食べた。疲れて、早めに就寝。

 

1週間で人に会いすぎている。ストレス。

本当に辛いので希死念慮は高まるばかりだった。

 

11月はずっと仕事で休みはほぼない。無理かもしれない。